Japanese
English
装置と方法
運動負荷心電図自動診断システム—computer assisted system for exerciseの臨床応用
Experience with computer assisted system for exercise
石田 恵一
1
,
井上 健
1
,
内田 厚生
1
,
山中 信毅
1
,
酒井 俊英
1
,
広田 彰男
1
,
境 敏秀
1
,
鈴木 寛
1
,
永沢 康溥
1
,
小林 進
1
,
大和田 篤雄
1
,
矢吹 壮
1
,
関 清
1
Keiichi Ishida
1
1東邦大学医学部第3内科
13rd Dept. of Intern. Med., School of Med., Toho Univ.
pp.671-676
発行日 1978年7月15日
Published Date 1978/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203224
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運動負荷心電図の判読を医師によってではなく,コンピュータに処理させる方法が10数年前より研究され,一部では既に実用化されている。判読に際して基本的な問題であるnoiseはこれによって解決されたといってよいであろう。運動負荷心電図にコンピュータを導入することの利点として,(1)診断の解釈が標準化される。(2)定量的解釈が精密である。(3) day-to-dayあるいはperson-to-personによる差がなくなり客観化される。(4)医師を厖大なpaper workから解放してくれる。(5)危険なパラメータを瞬時に明示することによって,患者を安全に保つことができるなどがあげられよう。
当教室では1昨年からTredmillと連動する運動負荷心電図の自動診断システムとしてのcase:computer assisted system for exercise (Marquette社製)を用いて症例の検討を行っている。ここではその機種の概略と実際の臨床応用面に触れた。
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