Japanese
English
Bedside Teaching
新生児呼吸障害症候群
The Respiratory Distress Syndrome (R.D.S.)
石田 尚之
1,2
Hisayuki Ishida
1,2
1国立小児病院小児内科
2慶応義塾大学医学部小児科学教室
1National Children's Hospital
2Department of Pediatrics, Keio University School of Medicine
pp.843-848
発行日 1971年10月15日
Published Date 1971/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202314
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Ⅰ.R.D.S.とは
新生児は,出生から数分,ないし数日の間に,形態的にも機能的にもきわめて多彩な変化が,複雑微妙に,あるときは順序立って,あるときは生理的な許容範囲すれすれに行なわれてゆく。
このとき,最も大きな変化を受けるのは循環器系と,呼吸器系であろうが,特に呼吸器系統は,生後始めてそ音の機能を行なう唯一の臓器であるので,その胎外での新しい環境への適応の障害や機能不全が,種々の程度に呼吸障害の形であらわれてくる。
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