特集 小児科医に求められる新生児医療の基本
知っておくべき疾患と対応の違いを知る 呼吸障害 新生児呼吸窮迫症候群vs.新生児一過性多呼吸
伊藤 加奈子
1
,
難波 文彦
1埼玉医科大学総合医療センター 小児科
キーワード:
呼吸窮迫症候群-新生児
,
新生児一過性頻呼吸
Keyword:
Respiratory Distress Syndrome, Newborn
,
Transient Tachypnea of the Newborn
pp.729-732
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019263894
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<Key Points>(1)RDSとTTNはどちらも新生児の代表的な呼吸障害の原因であり、子宮内環境から子宮外環境への移行期の疾患である。(2)早産、帝王切開、母体糖尿病はRDSおよびTTN発症のリスクとなる。(3)RDSとTTNのいずれの治療も呼吸症状に見合った適切な呼吸補助であり、サーファクタント投与はRDSのみならず重症TTNでも有効である。
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