Japanese
English
Bedside Teaching
いろいろのじん肺
Pneumoconiosis
尾崎 恭輔
1
Kyosuke Ozaki
1
1愛媛県立新居浜病院
1Niihama Prefectural Hospital Ehime
pp.249-257
発行日 1971年3月15日
Published Date 1971/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202247
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はじめに
じん肺の定義より問題に入りましょう。I.L.O.の定義では"じん肺症(pneumoconiosis)とは,粉じん吸入によっておこされた肺の診断しうべき疾病状態をさす。粉じんとは細菌のような生物体をのぞく固体の粉末物質である"とされている。
あいまいな点があり広く解釈できるようになっている。肺の変化は粉じんに対する反応として,線維増殖が主だが,肺の壊死,気腫化,気管支の拡張狭窄,肋膜肥厚や自然気胸,および胸腔内のリンパ腺の変化などを含んでいる。
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