Japanese
English
Bedside Teaching
房室解離
Atrio Ventricular Dissociation
岸本 道太
1
Michita Kishimoto
1
1国立東京第一病院循環器科
1Department of Cardiology, The First National Hospital of Tokyo
pp.369-372
発行日 1970年4月15日
Published Date 1970/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202139
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はじめに
房室解離とは心房と心室とが夫々独立して興奮収縮を起こすことをいい,臨床的に房室解離といえば一般に等頻度房室解離(isorhythmic A-V dissociation)のことを指していう。しかし,理論的には房室ブロックも房室解離であり,発作性頻拍(上室性,心室性)においても房室解離がみられる。房室解離の定義,成因,房室ブロックとの関係についてはなお,人により意見の異る点が多く,また,最近これらは次第に変りつつある。私は最近のPickらの理論を主として述べ,実例を加えて解説してみるつもりである。
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