Japanese
English
装置と方法
動物実験に関して(3)—動物実験と麻酔(その3)
Anesthesia for Animal Experiment
稲田 豊
1
Yutaka Inada
1
1昭和大学医学部麻酔学教室
1Department of Anesthesiology, School of Medicine, Showa University
pp.881-884
発行日 1969年10月15日
Published Date 1969/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202078
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Ⅲ.麻酔の実際
麻酔前12時間,反芻動物では24時間,絶食とする。
前投薬として,短時間作用性barbiturate,thiobarbiturate,ether,chloroform,cyclopropane,halothaneおよび抱水chloralのように副交感神経を刺激する麻酔剤を用いる場合や,手術操作が迷走神経刺戟を招来する恐れのある場合にはatropineを投与し,麻酔導入に際して激しい抵抗,興奮が予想される場合には鎮静作用を有する薬剤の投与が必要である。非常に短時間の麻酔,および些細な手術の場合には前投薬を行なう必要はない。
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