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ジュニアコース 検査データのみかたと考えかた(1)
評価の心がまえ—生物実験における恕限性について
My Experiences for Evaluating the Experimental Data in Physiology
林 髞
1
Takashi Hayashi
1
1慶応義塾大学医学部生理
1Department of Physiology, School of Medicine, Keio University
pp.877-879
発行日 1967年10月15日
Published Date 1967/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201830
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はじめに
生物学や生理学の実験的研究で,データをどう処理するか,または他人の研究のデータをどう受けとるかについては,有意性(有意の差)があるか,あるとしても,その結果が果して意味があるかというような検討は,実験の出発点と方法とにも関係する重要な問題である。
そこでこの問題を二つにわけて考えてみることにしよう。一つはもちろん,その実験結果が有意の差をもって結論せられてよいか,ということ,もう一つは,たとえ有意の差があるとしても,果して意味ある結諭であるかという点である。
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