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特集 呼吸機能障害
第17回日本医学会総会・44シンポジウムより
肺胞気—動脈血ガス分圧較差異常
Alveolar—Arterial Pressure Gradient (A-aD)
山林 一
1
Hajime Yamabayashi
1
1大阪府立成人病センター
1Center for Adult Diseases, Osaka
pp.761-765
発行日 1967年9月15日
Published Date 1967/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201815
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はじめに
肺胞を呼吸機能的な立場から眺めると,気相としての換気と,液相としての血流が接触し,その結果ガス交換がおこる場としてきわめて重要な機能を有するものである。この肺胞内ガス交換の機能障害をあらわす総合的な指標として,肺胞気—動脈血ガス分圧較差(以下A-aDと略す)がしばしば用いられている。本稿では,とくにA-aDo2およびa-ADco2の臨床的評価を,症例を中心として解説することにする。
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