症例検討
動脈管開存と心室中隔欠損の合併した1例
広沢 弘七郎
1
,
橋本 明政
1
,
織畑 秀夫
1
,
高尾 篤良
1
,
服部 淳
1
,
石原 昭
1
,
渋谷 実
1
,
横山 正義
1
,
草川 三治
1
1東京女子医科大学心臓血圧研究所
pp.366-371
発行日 1965年5月15日
Published Date 1965/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201447
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病歴
主治医(橋本) 1年3ヵ月の男子。家族歴に格別のことはありません。3年の姉がありますが健康です。母は患者の妊娠中に,しょっちゅう風邪をひいて,殊に2カ月と8カ月には扁桃腺炎がひどく,下痢まで伴ったそうです。3カ月にはお多福風を患っています。
現病歴としては,生後1週間で心臓が悪いと指摘されています。しかし,汗をかきやすいのと,風邪をひきやすいこと以外には特別な病気はありません。主治医に紹介されて昭和39年9月,心研外来を訪れ,10月1日入院しました。
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