Japanese
English
症例
心筋傷害像を呈したGrönblad-Strandberg症候群の1例
A Case of Grönblad-Strandberg's Syndrome With Myocardial Injury.
吉利 和
1
,
石井 兼央
1
,
増山 善明
1
,
堺 隆弘
1
,
横野 靖
1
,
梅田 典嗣
1
Yawata Yoshitoshi
1
,
Kanto Ishii
1
,
Yoshiaki Matsuyama
1
,
Takahiro Sakai
1
,
Yasushi Yokono
1
,
Noritsugu Umeda
1
1東京大学医学部吉利内科教室
1Dept. of Internal Medicine, Faculty of Medicine, Univ. of Tokyo.
pp.445-449
発行日 1964年6月15日
Published Date 1964/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201332
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I.緒言
弾力線維性仮性黄色腫(以後仮黄色腫と略称)と網膜色素線条の合併する場合は,Grönblad—Strandberg症候群と称せられていたが,近年に至り全身の血管障害や出血傾向を伴う事により内科的に注目されて来た疾患の一つであるといつて良いであろう。
我国に於ても皮膚科,眼科領域よりこれ迄可成りの報告が発表されているが,今回心筋傷害像,不整脈,胃腸管出血をで伴い,後に不整脈の消失した例を認めたのでここに報告する。
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