Japanese
English
綜説
VCGと誘導法
VCG and Lead System.
高安 正夫
1
,
加藤 昭
1
,
服部 一男
1
,
藤田 環
1
,
金子 静生
1
Masao Takayasu
1
,
Syo Kato
1
,
Kazuo Hattori
1
,
Tamaki Fujita
1
,
Shizuo Kaneko
1
1三重県立大学医学部内科学教室
1Dept. of Internal Medicine, School of Medicine, Mie Prefectural University.
pp.908-921
発行日 1963年12月15日
Published Date 1963/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201270
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緒言
1920年Mann1)の考え以来,Schellong2),木村3)らにより各,別個に現在おこなわれているベクトル心電図の記録法が確立され,漸次欧米に於て又最近,わが国に於てもその発展がいちじるしく,広範な研究がおこなわれるようになり,routine examinationとして利用せられる傾向になつてきた。しかしその記録法については欧米諸家に於てもそれぞれ独立した異つた誘導法が考案され実施されており,心電図の場合のような共通統一された標準誘導法が確立していない。例えば双極誘導法の組合せとしてのcube system,木村法,Grishman法4),Duchosal法5),特殊なブラウン管を利用するHollman法6),豊嶋のPolygraph7),単極誘導とを組合せるものとしてMilovano—vich法8),Jouve法9),Wilson-Burch法10)などがある。又orthogonal VCGとして表現歪を出来るだけ減じ互に直交した3方向に分解してあらわそうとするものにFrank法11),Schmidt法12),Johnston法13),Helm法14),高安法15),McFee法16)などがある。
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