Japanese
English
症例
前壁中隔梗塞及び右脚ブロックを伴つた心サルコイドーシスの1例
A case report myocardial sarcoidois associated with anteroseptal infarction and right bundle branch block.
榊原 仟
1
,
広沢 弘七郎
1
,
山中 爾朗
1
,
飯田 良直
1
,
武石 詢
1
S. Sakakibara
1
1東京女子医科大学心臓血圧研究所
1The Heart Institute and Hospital of Tohyo women's medical College
pp.665-668
発行日 1961年9月15日
Published Date 1961/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201022
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I.緒言
Sarcoid.或いはSarcoidosisについては,欧米諸国では比較的普通に見られる疾患で,本邦に於ても1921年竹下の報告以来,皮膚サルコイドージスの報告数は増加し,又最近肺型の報告もいくつか認められる。しかしながら心臓のサルコイドージスについての報告は我国では認められない。最近我々は,心不全を主訴として入院,生前確定診断に至らず,剖検により心室中隔の病変を中心とした心サルコイドージスを経験したのでここに報告する。
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