Japanese
English
症例
Lutembacher症候群の1剖検例
Lutembacher's Syndrome;Report of a case diagnosed with autopsy.
山口 繁
1
,
沢 幹夫
1
,
石原 幸子
1
Shigeru Yamaguchi
1
,
Mikio Osawa
1
,
Yukiko Ishihara
1
1東京女子医科大学心臓血圧研究所,外科学教室
1Dept. of Surg, & Heart Institute Tokyo Women's Medical College.
pp.473-478
発行日 1960年6月15日
Published Date 1960/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200904
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僧帽弁口狭窄と心房中隔欠損の合併したものに就ては,既に古くから報告1)2)3)4)5)されているが,特に1916年にLutembacber6)が詳しく記載して以来,Luternbacber症候群と名づけられるに至つた。本症候群は,かつてはその発生頻度が多いとされたが6),最近に於ては寧ろ稀なものであるとの見解5)7)17)が有力となつている。我国に於てもその報告例は極めて少く8)9)20),特にその剖検例に就ては,先に平山10)等が当研究所の一例を報告したのをはじめとし,岡本等10)の報告をみるに過ぎない。最近我々は更に本症の一剖検例を経験したのでここに報告する。
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