Japanese
English
症例
Lutembacher症候群の1手術治験例
A case of Lutembacher's syndrome
林 久恵
1
,
乃木 道男
1
,
檜山 輝男
1
,
小柳 仁
1
,
小林 尚子
1
Hisae HAYASHI
1
1日本心臓血圧研究所外科(東京女子医科大学)
pp.1166-1170
発行日 1969年8月20日
Published Date 1969/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204925
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はじめに
心房中隔欠損と僧帽弁狭窄の合併については,古くから,Corvisart,J. N.(1814)1),Louis,p.(1826)2),Martineau(1911)3),Mc Ginn,S. & White,P. D.(1865)4)などの報告があるが,1916年Lutembacher,R.5)が報告して以来,Lutembacher症候群と呼ばれている.
本症候群は,かっては発生頻度の高いものと考えられていたが5),その後の諸家の経験によりむしろ稀な疾患であるとの見解が有力である6)7)8)9).
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