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文献抄録
きわめて簡単な換気機能検査—Snider, T.H., Stevens, J.P., Wilner, F.M. and Lewis, B.M.:J.A.M.A.,170:1631〜1632,1959
Simple bedside test of respiratory function
梅田 博道
1
1慶大内科
pp.426-427
発行日 1960年6月15日
Published Date 1960/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200899
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- Abstract 文献概要
ぜいめいや呼気の延長は,気道の閉塞を疑わしめる症状ではあるが,これだけでは呼吸機能を定量的に評価出来ない。気道の閉塞を定量的に測定するには,現在最大換気量(MBC)や時間肺活量の測定が一般に行われている。これらの検査には普通レスピロメーターが使われているのであるが,著者らは何らの装置なしで気道の閉塞を簡単に,しかも半定量的に知る方法を報告している。すなわち著者らは口をあけたままで速く息をはき出すことによりマツチを吹き消す能力は,気道の閉塞に影響され,最大換気量や時間肺活量1秒量とよく相関するといい,これをマツチ・テストと名づけている。著者らは各種の肺疾患126例にこのマツチ・テストと最大換気量,時間肺活量1秒量の測定を行い,この成績を述べている。
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