Laboratory Practice 血液:骨髄塗抹標本の見かた
FAB分類 [7]M5a,M5b
後藤 文彦
1
,
西村 敏治
1
1NTT東日本関東病院臨床検査部血液検査室
pp.806-809
発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543101514
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はじめに
FAB分類は,芽球の形態的特徴を基本にペルオキシダーゼ染色や脂肪染色また非特異的エステラーゼ染色などの細胞化学染色所見を参考として客観的に病型分類を行うことを目的に提唱された1).また今日では電子顕微鏡や免疫細胞化学的所見,遺伝子解析などを適応して分類されるようになった.
本稿では FAB 分類の急性単球性白血病(AMoL:acute monocytic leukemia)の未分化型(M5a)と分化型(M5b)の症例について述べる.
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