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Kokyu to Junkan Volume 7, Issue 9 （September 1959）

呼吸と循環 7巻9号（1959年9月発行）

Japanese English

方法と装置

心室細動Langendorff交叉灌流法—交叉灌流法を利用した摘出心臓の冠循環並びに心筋代謝の研究法 Langendorff Preparation of the Isolated Dog's Heart in the Ventricular Fibrillation with Cross-Circulation from the Donor Dog. 橋本虎六 ^1,2 , 重井達朗 ^1,2 , 今井昭一 ^1,2 , 斎藤義治 ^1,2 , 矢後長敬 ^1,2 , 実川洋 ^1,2 , 三枝正裕 ³ , 井上巖 ³ , 中村和雄 ³ Koroku Hashimoto ^1,2 , Tatsuro Shigei ^1,2 , Shoichi Imai ^1,2 , Yoshihara Saito ^1,2 , Nagataka Yago ^1,2 , Yo Jitsukawa ^1,2 , Masahiro Saegusa ³ , Iwao Uei ³ , Kazuo Nakamura ³ ¹東京大学医学部薬理学教室 ²薬理研究会研究所 ³東京大学木本外科 ¹Department of Pharmacology, Univ. of Tokyo. ³Department of Surgery, Univ. of Tokyo. pp.825-833

発行日 1959年9月15日 Published Date 1959/9/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200813

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　交叉灌流法はHeymansの輝しい業績以来，生理学薬理学の領域に広く応用されている。東大薬理学教室に於て熊谷教授の指導下に交叉灌流法による頭部灌流実験法が完成されたが，この交叉灌流術式をKatz^1）のLangendorff標本^2）に応用して以来満3年になりその実験例も略100例に達し種々の検討を経て利点も欠点も見通し得る様になつた。摘出心臓標本に応用するには適当な工夫と注意とを必要とするので術式の詳細を述べて，この方面の研究に何等かの寄与をなす事が出来れば幸いであり，屡々問合せの諸学兄への責任もはたしたいと思う。