方法と装置
綜合アイソトープ研究室に就いて
長谷川 賢
1
Ken Hasegawa
1
1第一化学
1Daiichi Pure Chemicals Co. Ltd.
pp.855-859
発行日 1958年10月15日
Published Date 1958/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200688
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最近アイソトープ実験室が各所に於て,また色色の目的を以つて新設される様であるが,われわれのところでは3年程前に実験室を作り,以来アイソトープ標識化合物の合成,およびトレーサー実験を行つて来た。更に最近これに関聯した実験室の増設を行い,綜合アイソトープ研究室としての形を整えるにいたつた。われわれの研究室は製薬会社の目的から,主として医学上への利用を使命として居るものであり,また本年4月より"放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律"が施行され,その施設には一定の規準が設けられる様にもなつた。おれわれの研究室の紹介が,御参考の一助になれば幸甚である。
第一化単綜合アイソトープ研究室は総坪数100余坪の鉄筋コンクリート2階建で,階上が右図に示す様な配置のアイソトープ専用実験室,階下が予備実験室,安定同位元素実験室,機械室になつて居る。
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