Japanese
English
原著
高血圧に関する研究(第1報)—治療前及び治療中の全身血圧と網膜中心動脈血圧との関係について
Studies on Hypertension, First Report.:Report.Relationships between the brachial blood pressure and the central retinal arterial pressure befere and after therapy
船津 雄三
1
,
沼佐 創造
1
,
若杉 晃
1
,
石川 明
2
,
石川 仁
2
Yuzo Funatsu
1
,
Sozo Numasa
1
,
Akira Wakasugi
1
,
Akira Ishikawa
2
,
Hitoshi Ishikawa
2
1東京電力病院内科
2東京電力病院眼科
1Tokyo Deuryoku Hospital
2Tokyo Deuryoku Hospital
pp.649-655
発行日 1958年8月15日
Published Date 1958/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200664
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高血圧の老人医学に占める重要性については今更いうまでもなく,近年高血圧に関する研究は広範囲に亘つて著しく進歩し,とくに高血圧における眼底所見の意義が強調されるようになつた。また,上膊動脈血圧を測定するよりも,脳内血管と密接な関係をもつ網膜中心動脈の血圧(以下N.A.D.と略す)を測定することがより有意義なことも当然である。
そして,全身血圧とN.A.D.との関係については多くの人々によつて明らかにされている(1),(2),(3),(4),(5)。しかし,同一患者について,長い治療期間に亘つて,全身血圧とN.A.D.との経過を観察した報告は極めて少ない。
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