講演
肺結核症の治療における生理学的原則
笹本 浩
2
Roger Wilson
1
1カリフオルニア大学生理学研究所
2慶大医学部
pp.865-870
発行日 1956年12月15日
Published Date 1956/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200443
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1.
最近20年間に結核の臨床は色々な点で著しい変化を遂げました。おそらくその中でも一番目覚しい変化は化学療法の発達でありましよう。
A.化学療法
現在では化学療法によつて初期の病変は十分コントロールすることが出来るので,病理学的にも肺に大した構造上の損傷をおこさせずに治すことが出来ます。
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