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綜説 ブロンコスピロメトリー
Bronchospirometry—胸部外科に関連する二・三の問題に就いて
Bronchospirometry
佐藤 孝次
1
T. SATO
1
1慶応大学医学部外科
1School of Medicine Keio Vniversity
pp.297-310
発行日 1956年4月15日
Published Date 1956/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200351
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1932年JACOBAEUS等が初めて人体の肺換気を左右別に測定することに成功してからbroncho—spirometryの研究はとみに盛となり,内外の諸家に依てカテーテル,測定器具,検査手技等に就いて改良が行われ本法を用いて行つた研究も多岐にわたり現在までに多くの業績が発表されている。今日に於てはbronchospirometryは既にroutineの検査となり胸部手術の適応決定,肺の生理・病態生理学の解明その他に他の心臓機能検査と共に大きな役割を果している。本検査の意義手技等に就いては今更改めて述べるべくもないが本稿では胸部外科に関連する諸問題を中心として述べてみたい。
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