診療指針
Succinylcholine chloride
山村 秀夫
1
1東大医学部
pp.483-488
発行日 1955年8月15日
Published Date 1955/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200267
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1942年にクラーレが初めて麻酔に応用されて以来,数多くの筋弛緩剤が合成されている。しかしその中でもSuccinylcholineは作用が短時間であるために調節性があり,蓄積作用や副作用も殆んどないために理想に近い筋弛緩剤と見做されており,近年益々広く用いられるようになつて来た。日本でもすでにSuccinylcholine chloride (SCC)が作られているので,SCCの使用方法並びに使用に際しての基礎知識をのべてみよう。
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