Japanese
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文献抄録
僧帽弁狭窄症の心肺動態,他
Cardiopulmonary dynamics of Mitral stenosis
正津 晃
1
1慶大外科
pp.80
発行日 1955年2月15日
Published Date 1955/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200204
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患者63例及び,73頭の犬にて実験的に僧帽弁狭窄症(M. S. )を作製し,心カテ法により心肺動態を研究した。
正常犬の平均肺静脈圧は8.3mmHg。M. S. 犬では肺静脈圧は15mmHg〜25mmHgに上昇するが,肺動脈圧の上昇はこれに伴わない。両者の差△Ppは,肺静脈圧10mmHg以下の時△Pp 10.4mmHg,20mmHg以上の時△Pp5.8mmHgである。又肺静賑圧が血漿のコロイド滲透圧26mmHgより大なるもの(弁口面積が1cm2以下のもの)ではM. S. 作製後間もなく肺浮腫で死亡してしまうことが多い。
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