診療指針
Rauwolfia Serpentinaに就て—特に單一アルカロイドと總アルカロイドの比較を中心として
五島 雄一郞
1
1東邦大学医学部相沢内科
pp.75-80
発行日 1955年2月15日
Published Date 1955/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200203
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1.緒 言
近時脳出血や高血圧患者の増加につれて,有力な降圧剤が次々と踵を接して出現し,臨牀医家にとつても患者にとつても治療上大きな話題を提供した。
茲数年間に市販された降圧剤はHexamethoni—um,Pentapyrrhoridinium,Veratrum Viride,1—Hydrazinophthalazine,Rauwolfia Serpentina等があるが,之等の中でも最も話題をよんだものはRauwolfia Serpentina製剤であろう。筆者も早くから本剤を入手し臨牀上相当有効であることを確認して報告1)2)3)したが,その後本剤に関する報告は数多く出されている。
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