境界領域 転科のタイミング
僧帽弁狭窄症
江口 昭治
1
,
中沢 聡
1
Shoji Eguchi
1
,
Satoshi Nakazawa
1
1新潟大学医学部・第2外科
pp.1644-1649
発行日 1984年9月10日
Published Date 1984/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219225
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僧帽弁狭窄症の内科から外科への転科のタイミングは,脳塞栓発生例,感染性心内膜炎合併例,急性肺水腫合併例などを別にすれば,本症の一般的手術至適時期ということになる.手術適応はその疾患の自然歴と手術成績,遠隔期予後との関係で論ずる必要がある.最近では,本症においても重症度の高い症例では,手術に耐えたとしても十分な回復が得られないことが判明している.以上の点をふまえて本症の「転科のタイミング」について述べてみたい.
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