Japanese
English
症例報告
硬膜外ブロックと麦角アルカロイドの併用が奏効した特発性肢端紅痛症の1例
A case of idiopathic erythromelalgia
新澤 みどり
1
,
富田 靖
1
,
高橋 周
2
Midori NIIZAWA
1
,
Yasushi TOMITA
1
,
Syu TAKAHASHI
2
1秋田大学医学部皮膚科学教室
2秋田労災病院整形外科
1Department of Dermatology, Akita University School of Medicine
2Department of Orthopedics, Akita Rosai Hospital
キーワード:
特発性肢端紅痛症
,
硬膜外ブロック
,
麦角アルカロイド
,
自律神経異常
Keyword:
特発性肢端紅痛症
,
硬膜外ブロック
,
麦角アルカロイド
,
自律神経異常
pp.695-697
発行日 1996年8月1日
Published Date 1996/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901944
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20歳,女性.初診2ヵ月前より両足の疼痛と灼熱感が出現,2週間で歩行不能となる.不眠,るいそうをきたし入院.検査値に異常なく特発性肢端紅痛症と診断.消炎鎮痛剤,アスピリン,ステロイドは無効であり,硬膜外ブロックにてプピバカインを極量まで使用し疼痛を軽減,さらに麦角アルカロイド併用にて寛解に導くことができた.本症の発症には血管収縮神経の異常が関与しているものと思われた.
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