Japanese
English
綜説
急性一酸化炭素中毒の臨床
Clinical observation in acute CO-intoxication.
上田 英雄
1
,
黑田 貞祐
1
,
都竹 昭二
1
Hideo UEDA
1
1慈恵会医科大学上田内科
1Department of Internal Medicine, Jikeikai Medical College
pp.195-200
発行日 1954年7月15日
Published Date 1954/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200159
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
近代文明の発達と共に一酸化炭素(以下COと略記)に依る急性中毒は工業毒として重要な地位を占め,尚交通機関の発達に伴い,自動車内又は閉じた車内に於ける排気ガスによる急性CO中毒も漸増の傾向にある。
燃料用及び暖房用として広く用いられている瓦斯や割木,木炭,石炭等による偶発的又は故意の中毒も相当な数に上つている,尚満洲の地方病として有名なる克山病も温突暖房法による慢性CO中毒に起因していると云われる。
Copyright © 1954, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.