Japanese
English
方法と装置
新しい血中ガス分壓直接測定法
A new method of measuring the partial pressure of the gases in the blood.
笹本 浩
1
,
長嶺 敦夫
1
Sasamoto Hiroshi
1
,
Nagamine Atuo
1
1慶應義塾大學醫學部内科教室
1Department of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University
pp.293-300
発行日 1953年11月15日
Published Date 1953/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200123
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
A.はしがき
かつて心・肺を各個に觀察していた時代から,心・肺を相關的に觀察しはじめた頃までは血中ガスの取り扱い方は主として靜態的觀察であり,その測定も亦容量因子の測定が中心となつていた。然るに最近は漸く心・肺に對して相關的動態的觀察を行うようになりこれら兩者を結ぶ點である肺内ガス交換作業が重要なる觀察對象の一つとなり從つてその際ガス移動のエネルギーである血中並びに肺胞中ガス分壓の測定が一層必要となつてきたのである。かゝる意味から,我々の行つている新しいで中ガス血壓測定法を紹介し,大方諸賢の御參考に供したいと思う次第である。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.