Japanese
English
連載 呼吸機能障害を来す病態の画像・3
心不全・肺水腫
Congestive Heart Failure and Pulmonary Edema
小野 修一
1
,
三浦 弘行
1
,
澁谷 剛一
1
,
対馬 史泰
1
,
清野 浩子
1
,
掛端 伸也
1
,
角田 晃久
1
,
藤田 大真
1
,
髙井 良尋
1
Shuichi Ono
1
,
Hiroyuki Miura
1
,
Koichi Shibutani
1
,
Fumiyasu Tsushima
1
,
Hiroko Seino
1
,
Shinya Kakehata
1
,
Akihisa Kakuta
1
,
Hiromasa Fujita
1
,
Yoshihiro Takai
1
1弘前大学大学院医学研究科放射線科学講座
1Department of Radiology and Radiation Oncology, Hirosaki University School of Medicine
pp.256-261
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102430
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心不全
心不全とは,心臓の血液拍出が不十分となり,需要と供給のバランスが崩れ,全身が必要とするだけの循環血液量を保てなくなった病態を指す.そのバランスシートによって,低心拍出量性と高心拍出量性の心不全に大別される.
高心拍出量性の心不全は,心拍出量はむしろ増加しているが,末梢組織の血液需要が多いこと,あるいは短絡によって全身への血液供給が相対的に不足していることによって起きる病態であり,その原因疾患としては,貧血,甲状腺機能亢進症,敗血症,動静脈瘻,脚気,多発性骨髄腫などがある.原因が末梢にあり,組織の血流に対する需要が大きいこと,あるいは,全身血管抵抗の低下が特徴とされる.
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