Japanese
English
特集 喘息病態の修飾因子・難治化因子
総説
Factors Modifying and Making Pathogenesis of Asthma Intractable
大田 健
1
Ken Ohta
1
1国立病院機構東京病院
1National Hospital Organization Tokyo National Hospital
pp.509-515
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102230
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はじめに
気管支喘息(喘息)は,症状,重症度,治療薬の効果など臨床的に多様であることが認識され,“disease”というよりは“syndrome”として捉えることが適切だと考えられてきた.そして,その多様性について,より科学的に解析する手段がフェノタイプ(phenotype)の識別である.多様なフェノタイプの背景には,少なくともその一部に種々の修飾因子が関与しており喘息の難治化をもたらすと考えられている.本稿では喘息病態の修飾因子のなかでも喘息の難治化に関与する難治化因子を中心に概説する.
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