Japanese
English
特集 全身性疾患としての睡眠時無呼吸症候群(SAS)
インスリン分泌とSAS
Insulin Secretion and SAS
太田 浩世
1
,
木村 弘
2
Hiroyo Ohta
1
,
Hiroshi Kimura
2
1大阪府済生会吹田病院呼吸器内科
2奈良県立医科大学内科学第二講座
1Respiratory Medicine, Saiseikai Suita Hospital, Osaka Prefecture
22nd Department of Internal Medicine, Nara Medical University
pp.817-822
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404102022
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はじめに
睡眠呼吸障害は研究により全身に多彩な影響をもたらすことが明らかになっている.近年,生活習慣の変化に伴って睡眠呼吸障害および2型糖尿病は増加の一途をたどっているが,同時に両者間に関連性があることが明らかになってきている.本稿では睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome;SAS)と2型糖尿病の関係と,SASがβ細胞のインスリン分泌機能に与える影響について概説する.
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