今月の主題 糖尿病―診断・治療の指標
病態
インスリン分泌能の把握
羽倉 稜子
1
,
吉田 洋子
1
Ryoko HAGURA
1
,
Yoko YOSHIDA
1
1朝日生命糖尿病研究所
キーワード:
IRI
,
CPR
,
△IRI/△BG
Keyword:
IRI
,
CPR
,
△IRI/△BG
pp.1121-1126
発行日 1996年10月15日
Published Date 1996/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903037
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
インスリン分泌能を検索するためには,GTT時の血中IRI反応,および血中CPR,尿中CPRが広く用いられている.なかでも,グルコース負荷後30分の△IRI/△BG,空腹時と食後2時間の血中CPR,24時間のCPR排泄量は,疾患の診断や鑑別のために極めて有用であることを述べた.診断に比べ,治療の指標としては,有用性に乏しいとわれわれは考えている.〔臨床検査40:1121-1126,1996〕
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.