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特集 生活習慣と心腎連関
心腎連関―腎機能が予後を決定する
Cardiorenal Syndrome:Kidneys Determine Prognosis of Cardiovascular Diseases
鈴木 洋通
1
Hiromichi Suzuki
1
1埼玉医科大学腎臓内科
1Department of Nephrology, Saitama Medical University
pp.683-689
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101998
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はじめに
古来中国の医学で心腎相交という言葉がある.すなわち心臓と腎臓とは相互に影響し合っているということが古くから知られていた.近年,cardiorenal syndromeという言葉が使われるようになり本邦でも心腎連関が大きく取り上げられ,一般にも定着しつつある.
この心腎連関にはどのようなものがあるかについて,Ronco1)は5つのサブタイプに分けて考えることを提唱している.それをまとめると表1のようになる.
表1で示したように,急性と慢性のいずれの場合でも心臓が悪くなれば腎臓も大きな影響を受け,逆に腎臓が悪くなると心臓にも様々な影響が及ぼされる.
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