Japanese
English
Bedside Teaching
腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
Endovascular Aneurysm Repair for Abdominal Aortic Aneurysm
前田 剛志
1
,
金岡 祐司
1
,
石田 厚
1
,
大木 隆生
1
Koji Maeda
1
,
Yuji Kanaoka
1
,
Atsushi Ishida
1
,
Takao Ohki
1
1東京慈恵会医科大学附属病院外科学講座血管外科
1Division of Vascular Surgery, Department of Surgery, Jikei University School of Medicine
pp.941-947
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101332
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はじめに
腹部大動脈瘤(abdominal aortic aneurysm;AAA)は無症状であるが放置すると破裂し,その際の致死率は9割に達する.破裂した際の致死率は高いが,破裂する前に待機的に手術できれば高い確率で救命できる.そのため早期発見および適当な時期での治療の意義は高い.治療法として,従来は高血圧の管理をはじめとする内科的治療か,人工血管置換術(open repair)しかなかったが,2006年より開腹せずに動脈瘤治療ができるステントグラフト(SG)が日本で保険収載され,さらなる治療の幅が広がった.
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