徹底分析シリーズ ステントグラフト治療最前線
大動脈瘤,破裂に対するステントグラフト治療—EVARの普及とステントグラフト治療の現況
大森 槙子
1
,
前田 剛志
1
,
大木 隆生
1
Makiko OMORI
1
,
Koji MAEDA
1
,
Takao OHKI
1
1東京慈恵会医科大学附属病院 外科学講座血管外科
pp.958-962
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201205
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日本では2006年に企業製ステントグラフト(SG)が承認されて以降,大動脈瘤aortic aneurysmに対する治療は大きく変化し,SG術が急速に普及した。それにより,高リスクとして手術を断念されていた患者も破裂の不安から解放されたうえに救命できるようになった。さらに年々,SGの技術,デバイスは進歩し,より安全で確実な治療が可能となっている。
本稿では,最近の知見を交え,大動脈瘤および破裂性大動脈瘤に対するSG治療について概説する。
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