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特集 呼吸器疾患治療の進歩:薬物療法と非薬物療法
気管支喘息の非薬物療法
Non-pharmacological Management of Asthma
井上 博雅
1
,
松永 悠子
1
Hiromasa Inoue
1
,
Yuko Matsunaga
1
1九州大学大学院医学研究院附属胸部疾患研究施設
1Research Institute for Diseases of the Chest, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University
pp.557-561
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101272
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はじめに
気管支喘息の慢性期治療として中心となるのは,吸入ステロイド薬をはじめとする薬物療法であるが,喫煙やペットの影響,職業性喘息も慢性期管理のうえで問題となる.近年,気道平滑筋量を減らし気管支収縮を減弱させることを目的とした気管支鏡下の気管支熱形成術(bronchial thermoplasty),抗原免疫療法,さらに喘息発作時の非侵襲的陽圧呼吸(noninvasive positive pressure ventilation;NIPPV)などの有用性も注目されている.
本稿では,bronchial thermoplastyやNIPPVなどの喘息に対する非薬物療法について概説する.
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