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Current Opinion
間質性肺炎に対する新しい治療法
New Therapeutic Options for Interstitial Pneumonia
杉山 幸比古
1
Yukihiko Sugiyama
1
1自治医科大学呼吸器内科
1Division of Pulmonary Medicine, Jichi Medical University
pp.839-843
発行日 2008年8月15日
Published Date 2008/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101094
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間質性肺炎に対する新しい治療法をめぐる最近1年間の話題
間質性肺炎は多様な疾患で,原因の明らかなものと特発性のものがある.原因不明の特発性間質性肺炎(idiopathic interstitial pneumonias;IIPs)のうち,最も頻度が高く,予後不良なことから注目されてきたのが特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis;IPF)であり,本稿では間質性肺炎の代表としてIPFを中心に述べていくこととする.
この難治性の疾患であるIPFをめぐっては,最近1年間ではPMXカラムを用いた急性増悪治療やbosentanによる治療が注目された.この2つについて簡単にまとめ,後半のトピックスの項で,特に最近の新規治療薬の流れについてまとめることとする.
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