Japanese
English
Current Opinion
DES時代の心臓リハビリテーション
Cardiac Rehabillitation in Patients Treated with Drug-eluting Stent
長田 尚彦
1
Naohiko Osada
1
1聖マリアンナ医科大学循環器内科
1Department of Cardiovasular Medicine, St.Marianna University School of Medicine
pp.317-322
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101004
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心臓リハビリテーションをめぐる最近1年間の全般的な話題
心臓リハビリテーションをめぐる最近の一番の話題は2006年の4月からの診療報酬の改定である.2004年4月にも保険診療改定が行われており,心臓リハビリテーションのための施設基準が緩和されたが,今までの,どちらかというとマイナーチェンジというべき改定から比べて,今回は大幅な改定であると言える.
適応疾患としては,長年の要望であった慢性期の心不全,大血管疾患およびその術後,閉塞性動脈硬化症が新たに含まれることになった.しかしながら,リハビリテーションを行った場合に,発症後または手術後(リハビリテーション開始後)150日以内に限り上記保険点数が算定できるとなり,リハビリテーション施行保険適用期間が短縮されるという問題点を生み出してもいる.細部にはまだまだ様々な問題もあるものの,これだけの疾患が認められたということは大きな前進であると考えられる.
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