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特集 心血管疾患とエージング
高齢者の冠動脈疾患に対する冠動脈血行再建―CREDO-Kyoto(Coronary REvascularization Demonstrating Outcome Study in Kyoto)からの知見
Coronary Revascularization for Elderly Patients
木村 剛
1
Tsuyoshi Kimura
1
1京都大学医学部附属病院循環器内科
1Department of Cardiovascular Medicine, Kyoto University Hospital
pp.1203-1206
発行日 2007年11月15日
Published Date 2007/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100917
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高齢化社会の到来で,高齢者に対して侵襲的な血行再建手技を行う機会が増加しているが,年齢と血行再建手技の短期的,長期的アウトカムとの関係は未だ明確にされていない.
CREDO-Kyotoレジストリーは,京都大学循環器内科を中心とした全国30施設(表1)において,冠動脈血行再建手技の長期的アウトカムを評価するコホートスタディである.2000年から2002年の間の急性心筋梗塞を除く初回血行再建例の連続症例が登録された.冠動脈血行再建単独例9,393例(PCI6,878例,CABG2,515例)の追跡結果が解析された.平均追跡期間は1,333±439日で,1年追跡率は98%であった(表2).
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