Japanese
English
特集 Drug-Eluting Stent―その問題点と展望
DESで再狭窄は解決したのか―IVUSから考察する
Have Drug-Eluting Stents Eliminated Restenosis?:An insight from IVUS
阿古 潤哉
1
Junya Ako
1
1スタンフォード大学循環器内科
1Stanford University School of Medicine, Division of Cardiovascular Medicine
pp.507-512
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100862
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はじめに
Drug-eluting stent(DES)は,冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention;PCI)における大きな問題点であった再狭窄を克服することを目的として開発された.優れた再狭窄抑制効果が大規模試験で示されて以来,DESは急速に従来の金属ステント(bare-metal stent;BMS)にとって代わりつつあり,現在ではすでにPCIの中心的役割を担う存在となっている.
DESの登場により長年のPCIの弱点と考えられていた再狭窄が解決されたといえるであろうか,あるいはまたDESにより新たな問題が生じていないであろうか.本稿では,DESの血管内超音波(intravascular ultrasounds;IVUS)所見を中心に考察する.
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