Japanese
English
特集 心臓リハビリテーションの最前線
冠動脈インターベンション後の心臓リハビリテーション
Cardiac Rehabilitation after Percutaneous Coronary Intervention
横井 宏佳
1
Hiroyoshi Yokoi
1
1小倉記念病院循環器科
1Department of Cardiology, Kokura Memorial Hospital
pp.1205-1212
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100486
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はじめに
薬剤溶出性ステント(drug eluting stent;DES)の登場により冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention;PCI)の永年の課題であった再狭窄の問題が克服され,各デバイスの位置づけが明確となった現在,今後PCIはバイパス手術 (coronary artery bypass grafting;CABG)と比較して長期患者アウトカムが優れているかが最大の関心事となる.しかし,そのような観点でPCIとCABGのエビデンスを比較すると,未だ長期予後においてPCIは劣っており二次予防(生活習慣改善/薬物療法)の重要性が示唆される.本邦においてPCIの技術的側面は欧米を凌駕したと思われるが,PCI後二次予防プログラム導入は遅れており,臨床現場でどのように取り組んでいくか,これからの大きな課題である.
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