Japanese
English
特集 高血圧と心血管病
高血圧性臓器障害の臨床的評価
The Clinical Evaluation of Hypertensive End Organ Damage
大蔵 隆文
1
,
渡邉 早苗
1
,
真部 聖子
1
,
檜垣 實男
1
Takafumi Okura
1
,
Sanae Watanabe
1
,
Seiko Manabe
1
,
Jitsuo Higaki
1
1愛媛大学医学部第二内科
1Second Department of Internal Medicine, Ehime University School of Medicine
pp.489-495
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100298
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はじめに
高血圧治療の目標は,その標的臓器である脳,心,腎などの臓器障害の進展を予防し,脳卒中,心筋梗塞,心不全,腎不全などの発症を阻止することにある.このためには,高血圧の適切な診断と高血圧に伴う臓器障害の程度を的確に評価することが重要である.
本稿では,超音波ドプラエコー法を用いた高血圧性臓器障害の評価と,最近早期腎障害の指標として用いられつつあるシスタチンCと高血圧性臓器障害との関連について,われわれの最近の報告を含めて概説する.
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