特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ
実地診療で評価すべき血圧,臓器障害の指標
高血圧性臓器障害のバイオマーカー
檜垣 實男
1
,
大蔵 隆文
1
1愛媛大学大学院循環器・呼吸器・腎高血圧内科学
pp.1361-1365
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106928
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ポイント
◎バイオマーカーは疾患の病状を把握するのにきわめて有用な指標である.
◎N-terminal(NT)-proBNPおよびcardiac troponin Tは高血圧性心肥大と関連し,死亡の予後予測因子でもある.
◎高血圧性腎障害の指標として,アルブミン尿およびシスタチンCが有用である.
◎最近マイクロRNAが,高血圧の発症,臓器障害の進展に関与していることが明らかとなっている.
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