特集 循環器薬up to date 2015
慢性期治療─日常遭遇する疾患
高血圧
大蔵 隆文
1
,
檜垣 實男
1
1愛媛大学大学院医学系研究科循環器・呼吸器・腎高血圧内科学
pp.38-41
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223015
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●降圧療法の基本は,薬物の種類よりも厳格な降圧によって,心血管病に発症・再発を予防することである.
●降圧目標値は,糖尿病もしくは蛋白尿が陽性のCKDを合併した高血圧患者では,低めに設定されている.
●合併症のない高血圧患者に対して,最初に投与すべき降圧薬(第一選択薬)は,Ca拮抗薬,ARB,ACE阻害薬,サイアザイド系利尿薬のなかから選択する.
●合併症を有する高血圧患者では,合併症によって積極的に推奨される降圧薬がある.
●2剤の併用としてRAS阻害薬+Ca拮抗薬,RAS阻害薬+サイアザイド系利尿薬,Ca拮抗薬+サイアザイド系利尿薬が推奨される.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.