Japanese
English
今月の症例
Helicobacter pylori未感染胃に発生した胃底腺粘膜型胃癌の1例
Gastric Adenocarcinoma of Fundic Mucosa Type, Report of a Case
岸埜 高明
1
,
北村 陽子
1
,
金政 和之
1
,
田中 斉祐
1
,
森 康二郎
1
,
福本 晃平
1
,
岡本 直樹
1
,
島田 啓司
2
,
岸本 光夫
3
Takaaki Kishino
1
1市立奈良病院消化器肝臓病センター・消化器内科
2市立奈良病院消化器肝臓病センター・病理診断科
3京都府立医科大学人体病理学
pp.896-901
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202482
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患者
70歳代,女性.
既往歴
橋本病,乳癌に対する両側乳房切除術(60歳代).
嗜好歴
喫煙歴,飲酒なし.
内服薬
ファモチジン,レボチロキシンNa,エキセメスタン.
病歴
腹部膨満感の原因検索目的にて施行された上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)で胃隆起性病変を発見され,生検を1か所施行された(Fig.1).生検病理組織学的診断がGroup 2であったため,生検から3か月後に診断的治療目的で内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopic submucosal dissection ; ESD)を行う方針となった.
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