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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
十二指腸
治療
ESDの偶発症予防策
Preventive Measures against Complications Associated with Duodenal ESD
辻 陽介
1
,
小池 和彦
1
1東京大学医学部附属病院消化器内科
pp.672-674
発行日 2021年5月24日
Published Date 2021/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202399
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内視鏡治療の最難関とも言われる十二指腸ESD(endoscopic submucosal dissection)は,治療後の偶発症が多いことも大きな問題である.剝離後の潰瘍面が胆汁・膵液に曝露されることにより後出血・遅発性穿孔が高率に生じるとされており,これらの予防法を積極的に行う必要がある.最近はさまざまな偶発症予防策が発達してきており,限られた施設において十二指腸ESDを慎重に行い始めている状況である.本稿では十二指腸ESD後の偶発症予防策について概説する.
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