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海外文献紹介「血清コレステロールおよびβ-リポ蛋白からみた結腸直腸癌発生のリスク」
樋上 義伸
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1関東逓信病院消化器内科
pp.554
発行日 1987年5月25日
Published Date 1987/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112840
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Risks of cancer of the colon and rectum in relation to serum cholesterol and beta-lipoprotein: Törnberg SA, et al (N Engl J Med 315: 1629-1633, 1986)
癌発生と血清コレステロール(Chol)との間には負の相関があるとの報告が多い.著者らはこれらの報告では症例数が不十分で,また,観察期間が短いためsubclinica1に存在していた癌により血清Cholが低下していた可能性がある点を問題とし,多数例を対象とした長期follow-upによる国家的規模の調査成績を報告している.
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