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海外文献紹介「リンパ球性胃炎―慢性びらん性胃炎との関係についてのprospective研究」
中村 常哉
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1愛知県がんセンター消化器内科
pp.1103
発行日 1990年9月25日
Published Date 1990/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111409
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1985年,筆者らはlymphocytic gastritisと呼ばれる胃粘膜上皮内に高密度のリンパ球浸潤で特徴づけられる新しい病理組織学的な疾患単位を発表した.著者らのretrospectiveな研究では,varioliform gastritisの多くの生検所見はlymphocyticgastritisに典型的な粘膜上皮内の高密度のリンパ球浸潤所見を呈した.
今回prospectiveに内視鏡によるvarioliform gastritisの診断と組織学的なlymphocytic gastritisの診断との関連性を明らかにする目的で研究が企画された.
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