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海外文献紹介「アルコール摂取と癌に関するProspectiveな研究」
小林 世美
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1愛知県がんセンター第1内
pp.262
発行日 1985年3月25日
Published Date 1985/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109747
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Prospective study of alcohol consumption and cancer: Pollack ES, Nomura AMY, Heilbrum LK, et al (N Engl J Med 310: 617-620, 1984)
一般にアルコール摂取は口腔,咽頭,喉頭,食道の癌の危険を増すと考えられてきた.一方,アルコールと結腸,直腸,肺の癌との関連は定説がなく,種々の意見がある.結腸・直腸癌はビールの消費と正の相関ありとするもの,ないとするもの,アルコール摂取がむしろ防御効果ありとするものなど様々である.また,アルコールと肺癌の関係を調べた研究では,あいまいな結論に終わっている.
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