研究会紹介
長崎県胃疾患検討会
梶山 忠彦
1
,
早川 滉
1
1長崎大学第Ⅱ内科
pp.1055
発行日 1969年8月25日
Published Date 1969/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111096
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長崎県の胃疾患検討会の発展経過については本誌3巻11号(1968年)にのべていますが,今回はその後の検討会の発展と長崎県各地区で行なわれている検討会の内容と活躍していられる先生達の紹介を中心にのべてみたいと思います.
昭和39年10月以前には現在の検討会はなく,大学では第Ⅱ内科などでカメラの検討会を同好の志が集って行なっていました.もちろん他の病院にても,山根先生(現開業)を初めとして開かれていたようでしたが,横のつながりはなく,ばらばらに行なわれていた状態でした.昭和39年10月日本消化器病学会,日本内視鏡学会の各九州地方会が箴島教授を会長として長崎で行なわれ,教室諸先輩の御努力により,初めて胃疾患検討会を開いたのが正式の始まりでした.これを契機として各地方にも検討会が開かれるようになり,その内容も九大岡部,井上各先生を初めとする胃疾患のエキスパートの御指導により漸次充実して来ております.長崎県全体の検討会は各地方のそれとは別に年に1~2回開かれており,中央から講師をお招きして,教育講演をお願いすることにしており,すでに村上,白壁両先生を,今年は国立ガンセンターより市川先生に御足労をお願いし,それぞれの立場から,貴重な御講演を頂き,会員一同深く感謝いたしております.一方先述したように長崎県全体の検討会とは別に,各地方では次の4カ所にわかれて検討会がこの2~3年の間に開かれるようになり,今回はそれらの地方の動きを中心としてお知らせしたいと思います.
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